2009年3月1日日曜日

アサヒ:「農家の手造り餅」賞味期限偽装で5万パック回収

asahi.com(朝日新聞社):「農家の手造り餅」賞味期限偽装で5万パック回収 - 社会: "山形県三川町の食品製造会社「竹原田ファーム」が、餅製品の賞味期限を最大で約2カ月偽装していたことが分かった。少なくとも約8700パックが偽装された可能性があり、同社は2月27日から、同時期に出荷された約5万パックの自主回収を始めた。首都圏のスーパー「成城石井」や個人向けインターネット販売を通じて流通しているという。"
あれれ?「農家の手造り」だったら100%安全のはずじゃなかったの?

昔「善き野蛮人」哲学(文明人はすべて文明に毒されており悪、野蛮人は文明に汚染されてないので善良という考え方)が一世を風靡した。今でもエコロなんかにはその尻尾がかなり残っているけど、結局それは間違った考え方だったということがはっきりして、今ではそんなことを言う人はいない。でも平成のニッポンには、こんな化石みたいな考え方をする人がけっこう多い。特に主婦層。それで騙されてしまうのである。

農協は「女性部」を総動員して、この手の商売の拡大にやっきだが、猫も杓子も同じことをしてこの手の商品が供給過剰となる中で、消費者はどんどん現実に目覚めて醒めてゆく。誰かがこれが儲かるといえば右に倣えで一斉に同じことを始めるのはニッポン人の悪い癖。農協がやるべきことは現状きわめて低い農業生産性の改善に尽きる。

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